新生活号

 

 

 皆様、体調は大丈夫だろうか。寒かったり暑かったりするのでくれぐれも気を付けていただきたい。何かと忙しい時期ではあるが、気を抜くと持っていかれるので注意したいところだ。

 

 

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 忙しいと言えば、流れる季節の真ん中、もとい3月8日に無事新居への引っ越しが完了し、現在は新しい土地での生活に段々と慣れ始めてきたところである。少しばかり早すぎる展開で驚いている読者も多いと思うが、私が一番驚いている。そもそも社宅の選定が終わって通知されたのが2月の末で、そこから業者やら退去やら荷造りやらをあわただしくやっていた次第である。さて、引っ越しといえば引っ越し業者であるが、皆さんはどのように選ぶ(選んだ)だろうか。今回引っ越し業者を選定して得られた教訓といえば、大手は最後に見積もりしろということだ。無論何社か見積もりしたが、某ア〇トに頼んでみたところ20万近く設定された挙句、段ボールを置いて行かれてしまったので、キャンセルした後事業所まで返しに行く羽目になった。まあこれに関しては、返却の時にヤクザの子分みたいにこき使われるバイトを見ることができて非常に面白かったので良しとする。

 

 引っ越しの朝は雪が降っていた。これが本当の名残雪かとも思ったが、引っ越しトラックに電車で先回りする必要があったため気が気ではなかったし、そもそも次の日につくばでのバイトが残っていたため、名残雪という感じはしなかった。

 

 

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 新居は神奈川の海岸沿いで、地元福島の太平洋側で暮らしていた自分でもひるんでしまうような海風の吹き荒れる場所である。というのも、海に近いなんて言うレベルではなく、気合を出せば江ノ島まで歩いて行けるし、何なら交差点を2つ行くだけで海である。とはいえ海沿いなので気温は安定しているし、つくばに匹敵する風速であるものの、花粉はほとんど感じられず、非常に過ごしやすいところであることは分かった。生活に必要な薬局やスーパー、コンビニも徒歩圏内にあり、落ち着いた雰囲気の個人商店が駅前に並んでいて(こちらは尻込みしてほとんど立ち寄っていないが)感じが良い。まったくもって十分すぎる住処である。というか江ノ島が近くにある時点で勝ちだろう。

 

 転居の手続きや各種インフラの支払い登録、各種サービスの住所変更などがほぼほぼ終わり、ゴミの曜日なども覚えてきた。生活についてだが、なまじ築3年のピカピカ物件に通されたおかげで、一人暮らし7年目にしてやっと家事の当事者意識が芽生えてきた。今までほとんど管理できていなかった掃除周りについて今はハマっていて、綺麗な状態を少しでも維持したいと考えている。今までは何も考えていないだけの飄々とした人間だったが、完全無欠の余裕を持った男になってしまうのも悪くない。方向性はあまり変わらないが、少なくとも成長はしているだろう。していてほしい。

 

 

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 つくばでは実に人生の4分の1を過ごしたわけだが、小学校のそれとは期間こそ同じでも時間の流れが全く違かった。長いとか早いとか、薄いとか濃いとかではなく、とにかく「一定」ではなかった。色々あったと思う。考えも変わった。センター試験が志望1位だったのに、二次試験込みの合計点は平均を割っていた。落〇陽一に微かに憧れて本まで読んだりしたが、研究室のARE説明で怖気づいた。サークルとバイトにそれぞれ3つずつ参加し、2つずつ辞めた。親友が1人亡くなって、甥が2人生まれた。宿舎であり得ない量のミネストローネを作った。や〇祭の学類Twitterを運営して炎上した。ディズニーよりピューロランドに行った回数が増えた。片道7kmのラーメン屋に歩いて行った。コロナを利用して免許を取った。意味もなく料理動画を撮った。顔も見たことのないネットの友達がたくさん増えた。夜中に山や海に連れていかれた。食べ過ぎてトイレから出てこれなくなった。勉強や研究をしているふりをした。10kg太った。UBER EATSを使いすぎた。1か月続いた習慣が突如消えた。人前でたくさん演奏した。写真を撮ったり撮られたりするのが得意になった。

 

色々あったと思う。楽しく過ごさせてもらった。

 

 

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 海、あまりに海すぎる。家の周辺を歩いているとサーフボードを持った老若男女LGBTQが自転車で海の方へ吸い込まれていく。夏なんて来てしまった暁には何かしらの板を持ち歩いていないと逆に浮いてしまうだろう。サーフだけに。

 

 やれ引っ越したぞとインスタに上げたら、それはそれは懐かしい人々からどこ住み?てかLINEやってる?とメッセージが来て走馬灯レベルの情報が流れ込んでいる。バイト先、同じ学類の友人、サークル、出会い別れ色々あったが、こうしてまた昔の友人と再び繋がりができるのも楽しい。最近はろくにSNSも開かずにゲームばかりしていたので、こんなにも色々メッセージを送ってくれる人間がいることに感動を覚える。現実に立ち返って彼らときちんと交流し、自分が生きている証をちゃんと示すことが、存外恩返しになるのかもしれない。運だけで生きてきたが、自分も出会えて運が良かったと思ってもらえるように頑張りたいものだ。

 

 

 

 

 

 

色々お疲れ様号

 

 

 ここ数日、花粉だか乾燥だか知らないが、眼球がひどく痛めつけられており、気候も相まって春の訪れを感じている。二月の中旬というのが奇妙なところだが、暖かいんだからしょうがないし、暖かいに越したことはない。ただ、私の肉体はこれに翻弄されるばかりで、獰猛なつくばの気温変化に終ぞ慣れることはなかった。

 

 

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 気づけば修士論文の発表会が終わり、卒業のために必要な授業のレポートも提出した。これが通っていれば(そうでなければ困るが)無事修了ということで、チルく毎日スローライフを送っているところである。本来住まいを変えるなりの忙しさが存在しているはずだが、あいにく入居予定である社宅の情報が全く返ってこないため、色々滞っている次第である。少しづつ家の片づけをしたり、一日中ゲームをしたり、洗濯機が爆散したのでコインランドリーに通って読書するなどしている。自分でも穏やかすぎて危険視している。

 

 爆散といえば、先日入社のための健康診断を受けに行った。3秒で予約を取ってくれたM月さんには感謝しかない。ところで、今回自分が入社する会社は、福利厚生が良すぎるあまり(これが原因だと勝手に思っているが)、健康診断の項目が異常に多く、軽く2万ほど吹き飛ばされた。爆散したのは自分の財布だけでなく、結果も高血圧・高コレステロールが見られ、無事に生活習慣病予備軍の称号を得たわけである。どうして同行したM月の倍額ほどを支払った挙句、不健康であることを知らされなければいけないのか、神も仏もいないのかと思ったが、高血糖でないだけまだマシであるとも思えた。とはいえ、不健康の自覚はある。このところ自炊はしているものの、分量と味付けをフィーリングオンリーで行っていることが直接的な原因として挙げられ、運動不足なども付随するだろう。淡水化物をそこまで摂取していなかったのが血糖の正常値に繋がったともいえる。どうせチルいのだから、ということで最近は散歩やバドミントンなどをやっているが、食生活にも気を付けなければいけないだろう。とりあえず一番簡単なのは"レシピ通り作る"ことだと思っている。入社までにある程度改善したい。

 

 

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 年度終わりといえば、例年様々な演奏に駆り出されることで有名である。何故かというと色々な音楽サークルに参加しているし、参加していたからだ。丁度1月の末にも某ビッグバンドのコンサートにOBとして参加した。これはオフレコだが、3曲中2曲は本番前日に譜読みを始め、当日は徹夜で参加した。当日は現役メンバーのみならずOBOGメンバーとも熱量の差を感じ、思い出話に花を咲かせることもなく、特に仲の良かった数人と世間話をして逃げるように帰った。他にも某軽音の非公式ライブなどに出る予定もあったが、修論とダダ被りし日程が全く出せず消滅した。

 

 どうしてこのようなことが起こるか、理由は2つ考えられる。まず1つはなんでも引き受けすぎということである。より正確にいえば、「やりたいか」より「できるかどうか」で引き受けてしまうことが、終盤になって矛盾を引き起こすのである。毎回これで発狂しながら色々やり遂げたり、やり遂げられなかったりしているのである。2つ目はここ数年で如実になってきたことだが、「生活にサークルが入る隙間が無くなった」ということだ。昔はやる気がなくてもなんとか気合で完成させることが多かった。しかし、卒論終わりにPCを買った時、もっと言えばコロナが流行って実家で授業を受けていた時からというもの、サークルに費やしていた時間はすべて他のもので埋められた。ネットゲームとそこでの友達との交流、あとは各種卒業のための作業である。今では到底考えられないことだが、学部の1,2年のころは週3回サークルに通ったり、そのための練習をしていたわけで、その頃と同じ熱量で取り組むことは到底不可能だった。ビッグバンドも自分が卒業する回のコンサートを不参加にしたり、普段のサークル活動に参加することすら難しくなっていた。そして今では軽音の方で同じ状況になっている。もとより自分からバンドを組んだり、ビッグバンドでソロを取りたいとか言ったことが無かったので、そもそも自分のサークル活動はかなり受動的なものだったのであろう。

 

 何も考えずに引き受ける事をやめ、冷静にスケジュール管理をすればこのような事にはならないのだが、自分にそんなことができるのか信用できない一方で、何も考えず全てを引き受けてきたからこそ多くの友達に恵まれたのかもしれないという気持ちもある。今まではそれでも良かったのかもしれないが、年を重ねるにつれ所属するコミュニティも多くなるわけで、限界が来ているという見方もある。大人になるということは、大切にする人を選ばないといけないということなのだろうか。

 

 

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 最近は諸々が終わり穏やかな気持ちでいるが、身の回りでは精神を破壊している人がどうやら多いようである。具体的には同じ研究室の後輩に「教授の指導のことで修士進学を迷っている(既に院試に合格している)」と相談されたり、よく遊ぶ一つ下の男のネットの友達が、恋愛関係の悩みからODするところを目の当たりにしたり、詳しく書けば上下巻ができてしまうので、ここでは省略させていただく。半分心配し、半分どうでもいいと思いつつ、いざ本当に身近な人がそうなった時にどうすれば良いかを考えつつ対応している。ネットで色々な人と関わることで、自分の精神崩壊の閾値は日々上昇しているものの、どうやら自分だけが強くてもダメらしい。はなから救われる気が無い人間とどうやって接していくかは非常に難しい問題である。

 

 これから引っ越しなどが控えていて気が重いが、少なくとも彼らよりはマシであろう。あとはまあ長生きできるように頑張ろうと思う。

 

 

 

下四半期号

 

 

 皆様、如何お過ごしだろうか。私は元気である。私が元気じゃない時は世界が滅ぶ時と思ってもらって構わない。前回の投稿は夏の終わりだったらしいが、それは私の管轄ではない。更新するのが面倒になったか、書くことを忘れていたか、そもそも特筆することなどなかったか、あるいはその全てだったかもしれない。もっとも、特筆することがなくても書く訓練とするためにこれを始めたような気もするが、まあまたこうやって書いてるんだから勘弁していただきたい。

 

 

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 じゃあ何故今書いているのかと言われたら、それは年の瀬であり、去年と比べて少し暇(*1)だというのもあり、精神的にも時間的にも余裕があったのでまとめて色々書いてしまおうという魂胆である。決して友人のブログの更新を見て思い出したというわけではない。

 

 じゃあ何をまとめて書くんだという話だが、これまた難しい話である。カメラロールを見返してみても、おとなしい友人と、騒がしい後輩との写真があるのみであった。実際涼しくなってからというもの、自宅のPCとにらめっこしながらパスタを貪って生活していた以外の情報は、私の脳には残っていない。だが、蓋を開けてみると、私はこの秋学期TAを完遂し、論文もひと段落させ、修了に王手をかけたわけである。だからこそ(*1)のような状況に甘んじているわけだが、まだまだ油断ならない。まだまだやるべきことは残っているが、それが明確である分今までよりは楽であろう。言葉を選ばず言うならば、消化試合である。

 

 

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 駄目だ、何も書くことが思いつかない。コンビニで買い物をしながらあれを書こう、これを書こうと色々考えていたのだが、すべて忘れてしまった。例えば大学のことを思い出してみるとか、サークルのこととか、友人のこととかを書いてみようとも思ったが、正直書き尽くしているし、今更まとめることもないだろう。強いて言うなら、長生きするには、今できる楽しいことを全力でやるしかないということだ。ここでいう長生きとは時間ではなく、密度の話である。

 このくらいで良いだろうか。決して書くのが面倒だとか、巨人を駆逐するアニメを見ていて思考がまとまらないということは決してない。決してだ。

 

 

 というわけで、来る引っ越しのために部屋を片付けたりとか、運動を始めてみたりとか、少しづつ成長がみられるのではないだろうか。ブログも修論も文字数が多ければいいというものでもないだろう。そう信じたいものだ。

 

9月?号

 

 東京駅からつくばへの直通バスが通っていることは皆さんもご存じであろう。シティボーイ、シティガールである皆さんなら東京駅から秋葉原へ向かうことなどは動作もないことなのであろうが、自分のような田舎者には苦行と言わざるを得ない。きっと地獄のある一層には、慣れていない交通機関を使わないといけない地獄というのもあるかもしれない。そこで東京発つくば行きのバスである。面倒な乗り換えが無いことに加え、TXに乗り継ぐよりもいくらか安いらしい。無論、正確な値段を計算したことはないが。8月の末、肉体的疲労も相まって、私はそのつくば号に乗りながら途方に暮れていた。途方に暮れすぎていて本来降りるべきバス停を乗り過ごしまくり、あろうことか終点である大森林筑波大学のど真ん中に降ろされてしまったのである。どうしてこのような状況になってしまったのか、責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。まあ今回ばかりは私であろう。

 

 

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 高校から社会人にかけて、自分のコミュニティにはある程度似たような人間が集まるものだと思う。無論人間というのは70億人70億色であるから色々な人間が集まっているように感じるとは思う。しかし、ライフステージが進むにつれて、なんとなーく心の奥の魂の背景色くらいは似ている人間が集まってくるものだ。その点中学校というのは、今思えば最後の大きな多様性のバケツであったと同時に、多くの人にとって恥の多い時代であったのではないだろうか。意味不明な動機の喧嘩をしたり、常軌を逸した悪戯をしてしまった人もいるだろう。そういったカオスな環境を過ごした当時の友人達というのは貴重なものである。大学1年のころなんかは、皆浮かれて時間を浪費したり、慣れない環境に憂き身を窶したりしているわけだから、気楽に集まって昔話に花を咲かせたくなるものだった。しかし、人生の進捗はそれぞれ違うわけだから、皆予定が合わなくなったりすることは当然であり、よほど仲の良い友人でもなければ定期的に集まったりしなくなるということは心理的・時間的観点からも明らかであろう。

 

 

 8月の頭に戦いへの召集がかかった。言葉を選ばず言えば、さほど親しくない友人に誘われてわざわざ都内に赴いて莫大なTX税を払い、あまつさえ会話に花が咲かなかったらどうしようかと私は考えた。おそらく己を罵倒しながら暗い後半生を送る羽目になるだろう。しかし、幸運にも今回誘われたのは中学生活という熾烈な戦いを共に生き抜いた戦友たちであり、私は安堵した。そうして安堵ロイドになっていたもの束の間、あっという間に日程が決まり、私はその月末に東京へ赴くことへなったのである。その日が情報セキュリティマネジメントの試験だったことについては、この稿の主旨から逸脱するゆえ、詳しく記述しないことにする。読者も貴重な時間をドブに捨てたくはないだろう。なんとかなった話ほど語るに値しないものはない。

 

 

 今回の集いを主催したのは、かつて悪魔大王とも呼ばれ、中学の3年で転校してきたにもかかわらず、その圧倒的存在感でスクールカーストの上位に立ち、その名を轟かせていた女性である。彼女が襲来し最初に配属されたのは自分のクラスであり、あろうことか最初の席は自分の隣であった。その覇王色溢れるオーラに気圧され、地獄からの使者かと思ったのも無理からぬ話だ。だが、自分は幸運にも意気投合し、彼女と仲が良いというだけで面倒ごとに巻き込まれなかったり、逆に面倒ごとに巻き込まれたりしたものだった。まあ何もしなくたって面倒ごとに巻き込まれるのだから、自分にとっては幸運なことだったのかもしれない。

 そんな悪魔大王だが、今回はビールとよく似た名前の流行り病に今更感染し、来れないということだった。集まったのはその大魔王の周りでよろしくやっていた仲間たちである。ニート彼氏持ち看護師であったり、爆飲みゴリラであったり、会社辞め職探しダンサーであったり、ただ大学に入って10kg太っただけの人間などが集まった。無論一番最後は自分である。東京で飲むということ、彼らと会うのが4,5年ぶりということも相まって最初は気まずかったものの、結局は各々の話で盛り上がった。公務員試験に2浪している彼氏が親の金で車を買っただとか、社不すぎて養われたくて仕方ないだとか、会社で大学の飲み会より飲んでいるだとか、彼らの話はどれも面白かった。面白すぎて自分の話をした覚えはないが、4年付き合っている人がいると言った時に、妙に納得された記憶がある。これは賛辞として受け取っておこうと思う。

 

 

 久しぶりの友人達というバフも重なり、あまり行くことのない二次会へ突入した。彼らとはいつ会えなくなるか分からない。この好機を逃すものか。しかしながら、この言い訳で自分自身を言いくるめられる範囲で豪遊すべきだったとは思う。いや、果たして本当に思っているのだろうか。こうして手のひらを高速回転し、不死鳥の如くメンタルを回復することで私は心の平穏を保ってきた。今更何を後悔することがあるだろうか。毅然とした態度で突き進むほかあるまい。ただ、いささか見るに耐えない。

 

 

 失念していたことといえば、彼らはとうの昔から社会人であり、最長で既に3年働いていることと、そこが東京だったことである。勿論そこまで高い居酒屋に行ったわけではないが、普段行かない二軒目、〆のラーメン、挙句の果てにはタクシーで東京に住む友人の家に行って泊まらせてもらう始末であった。ありていに言えば「ついていって」しまったのである。代わりに友人宅で有り得ない量の漫画を読み、膨大な知識を仕入れたのはまた別の話である。しかしまだまだ浪費の波は止まらない。スノーマンだか何だかのオタクである看護師が翌日横浜の赤レンガに行こうと言い出し、自称かつ他称オタクにやさしいギャルである私は彼女に連れられ、昼間から酒とタイ料理を食べたのであった。ちなみに彼女の推しとタイ料理に関する因果関係についてはあまりに難解であったため、説明することは避けたい。文字通り地獄のような日射に耐え切れず意味不明にも帽子をその場で購入したりしたが、ともかく料理と飯は旨かったし、面白い話もできたのでよしとする。

 

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 帰りのバスの中で彼らとの会話や宴会の余韻に浸りながら、私はふと自分が来月用に残していた(わけでもないが)軍資金のほとんどを使い切ってしまったことに気が付いた。加えて8月はつくばにいた時間が短く、当然バイトも比較的入れていない。その時点で、向こう3か月は霞を食い糊口を凌ぐ必要があることが確定したのである。私は絶望した。正確には1秒間だけ絶望し、次の瞬間にはどう生きるかを考えていた。

 

 

 千葉という男がいる。性格も生活習慣も私とは真逆の男であるが、魂の形くらいは大体同じだろうという奥底での親近感を感じる奴である。今回は、いや今回も私は彼に協力を仰ぐことにした。手始めに買い物に連れて行ってもらった。そこは大量安買いを売りにしている会員制のスーパー(?)であるが、まずここで鶏肉のひき肉です!を2kg購入した。次に通常のスーパーでパスタや野菜などを買いあさり、これを一週間分の食料とした。理論上、3日を2000円で過ごすことができれば、私の状況は改善に向かう。この買い物は提示された条件を満たすものであった。嬉しい誤算であるが、思ったよりイケている。まず前提として自分は3食きちっと食べることはないし、ルーティーンの最適化は(ミスの多さは度外視するとして)苦にならないからだ。

 もう一つ千葉に勧められたものとして、読書が挙げられる。皆さんも喧嘩を売ると言えば何offかに行くかと思うが、こちらで100円で安売りされている本を何冊か買って読むというのが、彼の金策らしかった。勘の良い読者ならお気づきであろうが、この奇怪な文体も先日読み終えた小説に少しばかり影響されたからである。いつ飽きるかはわからないが、単価は100円であるし、もともと活字を読むのは苦ではない。まさに彼が私の救世主だということはだれの目にも明らかであろう。

 

 

 私が節約節約節約と悪夢のように呻いて回っていると、やれ野菜を恵んでくれる人がいたり、冷麺を送ってくれる方がおわしましたり、paypayを送ってくれるネットの友人もいたりした。実にありがたいことである。プライドは無いのかと言われそうな有様だが、プライドで腹が膨れるなら私も誇り高く振る舞うことはやぶさかではないだろう。当面の目標は、来る内定式に向け、アマゾンの奥地の森林のように伸びきった髪を切るための資金を得ることである。こちらについては合格者面接撮影とかいう怪しげなバイトによる臨時収入で凌げるのではないかと考えている。

 皆様におかれましては、今しばらく私の茶番仙人生活にお付き合いいただきたい。

 

7月~お盆休み号

 

 

風の力だけで生きていた実家にも、遂にエアコンが設置されていました。今年の夏は異常ですね。

 

 

春学期駆逐隊

なんやかんやで春BCの授業が残っていたので、毎週課題締め切り最終日に課題をやり、その日にまた出た課題についてのメールを見て頭を抱える生活をしていました。

あとはまあ現在進行形で中間報告が進んでいて、研究についてまとめてスライドを作り発表したり、説明資料を作ったりして中旬はそこそこ忙しかったです。実家に帰ってから他の人の発表動画を見てコメントをする作業をしたのですが、かかる手間が正気の沙汰ではなかったです(去年から)。院全般に言えますが、誰が得をする?ということが非常に多いです。

 

7月全般は本当に暑すぎて家に引きこもる生活をしていましたが、ガンガンにエアコンを焚いていたので逆に体調を崩すようなことはありませんでした。

 

あとは突発的に飯に行ったり飲みに行ったり飯を作ったりした記憶があり、楽しかったと思います。

 

 

帰省・旅行など

8月の頭くらいから帰省をして実家にいました(今もいる)。前述の通りクソほど涼しかった実家も(今も関東に比べたら涼しいが)暑く感じるようになり、エアコンもついていました。しきりに「エアコン無かったら今年は死んでたね」と言っていました。

 

あとは10日くらいから、高校からの友人の家(仙台)に泊まりに行きました。集まった5人は、自分と博士課程に進んだ1人の友人を除いて、みんな社会人でした。地元の銀行で働いていたり、ゲームで知り合った年上の彼女ができたやつもいたり、結婚したやつもいたりしました。結婚したやつは教師だったのですが、あまりにもキツかった(*1)らしく、頑張って別の公務員試験に受かって来年からはそこの役場で働くらしいです。

 

*1 残業が月100時間余裕越え、それが終わってから授業を作るので実際はそれ以上、あとは部活の顧問で土日が潰れるのは当然

 

そいつの奥さんは帰省してていなかったのですが、色々2人で工夫して暮らしている感じの家でした。まあ色々大変でしょうね。

実家で墓参りがてら親戚の家を回ったのですが、その時に母親から色々な話を聞きました。どうも自分の周りの親戚は婚姻関係やらで一筋縄ではいかないことが多かったらしく、気を付けたいなと思いました。といっても気を付けることなんて本質的には不可能なのですが、何かが起こる前提ではいたいと思っています。

 

仙台旅行は楽しく、仙台に行ったのにコストコで牛タンを買って食べたり、やまやで酒を買い込んだり、夜中にスーパー銭湯に行ったり、ボドゲや麻雀やスマブラをやったり、良い意味で今まで通りという感じでした。

 

 

 

信条

新盆の親戚の家に行ったとき、その家は神道の家で、お参りの仕方がかなり仏教と違っていました。新鮮な経験でした。

 

皆さんは神を信じていますか?

僕は昔は信じていました。それは今思えば神だったかもしれません。

子供って怖いものがたくさんあると思いますが、自分は人一倍怖いものが多く、しょっちゅう悪夢を見ていました。いつからか自分はベッドに置いてあったぬいぐるみ、自分のお気に入りのビー玉、などに順番に触り、そのあと呪文を頭の中で唱え(内容はもう思い出せない)、そのあとに寝ていました。だから悪夢を見たときは「祈りが足りなかった」とか思って、ぬいぐるみの数を増やしたりしたものです。

 

これって宗教の本質だと思いませんか?要は因果関係を自分で都合の良いように作り、納得し、安心し、心の支えとする。それってあなたの宗教ですよね?

それでいうと自分は子供のころ、星座占いがめちゃくちゃ嫌いでした。自分の考えた・信じた神による因果を、よくわからないもので狂わされるのが非常に腹立たしかったからです。やっぱりこれって宗教ですよね?

 

でもこれって僕らが培ってきた「常識」だとか「考え」とやっぱり変わらないですよね。

例えば自分の彼女は「ドライヤーは使ったらコードを巻いてしまって」と言いました。しかし、ドライヤーのコードを断線させて手元を発光させた自分としては、「コードを巻くなんて断線させたいのか?」とも思うわけです。でもよく考えると、「コードが片付いていない」という感覚がストレスになり続けて早死にしてしまうかもしれないし、そもそもコードを巻いてしまうことと発火には相関が無いかもしれないですよね。なんだかヒステリーお母さんみたいな論調になってきましたが、要は世の中の人間ってみんな薄いヒステリーお母さんだと思うんです。だから人と仲良くするのって難しいし、仲良くできたらそれってあなたの奇跡ですよね?

 

ちなみに、因果関係は難しいので考えるだけ無駄というのが自分の宗教です。学問をやっている人間の風上にも置けないですね。あと因果関係をちゃんと考えている人を馬鹿にしているわけではありません。それこそ、この意見を読んで尚も突っかかってくるような人は苦手ですが。ただ単に自分には難しいという話です。

 

 

まだまだSUMMER

何度もひ〇ゆきが出てきてしまい申し訳ありませんでした。

自分の文章を少し読み直して気持ち悪くなったのですが、どうして人は自分の気持ちを言いたいときに、もっともらしいことで周りを固めてしまうんでしょうか。他人の考えてることって絶対わからないからダルいねという一言で終わる話なのですが......

でもそれって文字数稼げませんよね?

 

こんなことを書くよりセキュリティマネジメントの勉強をしなければいけません。夏休み、長いですね。体に気を付けて頑張りましょう。

6月号

 

 

本当にボケ無しで「最近雨めっちゃ降るな」と思ってしまいました。梅雨ですね。

正直引きこもりなのであまり関係がありません。

 

 

 

資格・就職先の情報など

6月の中旬にITパスポートを受けてきました。そこまで詰めて勉強できたわけではなかったですが、多分点数的には受かっていると思います。8月に同系統のより分野が狭くなった情報セキュリティマネジメントを受けますが、見た感じこちらは問題が超簡単(1問1答)というわけではないので頑張りたいところです。

 

これはおススメなのですが、参考書はカバーを外してきれいに保管しておくことによって、メルカリで売れやすくなります(母親談)。メルカリで売るまでが資格勉強ですので、みんな覚えておくように。売ったお金を次の参考書の購入に補填したいと思います。

 

同時期に人事の方から今後の予定を教えてもらう回がありました。就職先は30歳くらいまで家賃の8割ほどを負担してくれるのですが、物件を決めるのが会社側であり、決まるのも大体年明けくらいになるとのことでした。まあこれから配属などの兼ね合いで勤務先が決まると思いますが、いいところに住めたらいいなと思っています。ただ、引っ越しは考えるだけで鬱です。

あとは夏ごろに同期との顔合わせがあるらしいですが、募集人数が少なかった覚えがあるので何人くらいいるのか楽しみなところです。

 

 

 

学期終わり

とりあえず春に取らないといけない授業は無事単位が出ているので良かったです。まあまだ春Cも秋も授業があるし、何ならTAも残っているんですけどね。100年前にやったC言語のTAなのでかなり不安ですが、職場でどうやらC++の研修があるので、予習(?)も兼ねて頑張ろうかと思います。春Cの授業がちょうどアルゴリズム関連でTAの授業にも少し関連があるので抜かりなくいきたいです。

 

ゼミもひと段落して、中間発表の練習なども終わり少し落ち着きました。うちの院は中間発表が録画なので、あとは動画と資料を作ってQAレポートを処理するだけです。だけという量ではないですね。うんち

 

 

 

トレンド

最近ですが、あまりにゲームをやりすぎてマウスを持つ手が腱鞘炎みたいになる現象がたまにあり、休憩がてらコントローラーを使うゲームをしたり、ネトフリを始め色々なアニメを見漁っていました。自分の趣味というのは命を削ってやるものです。

 

自分はネトフリ、ディズニー+を契約して色々な人に分け与えている他、アマプラを家族から見せてもらっているので、見れないものはほとんどないです。あとはやはり芸人のyoutubeは面白いですね。

 

アニメだと最近見ておもしろいと思ったのは

天獄大魔境

・スキップとローファー

ですかね。推しの子は順張りすぎて見れていないです。天獄大魔境は雰囲気としては時系列がぐちゃぐちゃの約ネバみたいな感じで、面白すぎて漫画を読んだのですが、まだ完結してないので残念でした。スキップとローファーについては、最近しょうもないラブコメを見るのにハマっているというゴミみたいな動機で見始めたのですが、意外とストーリーとして面白くて見てしまいました。あとは主人公が可愛くて志摩がいい奴です。あまり作品で感動することはないのですが、いい奴には感動します。最近だと無限列車編で炭次郎の心の核が侵入者を迎え入れたところ以来の感動でした。小手先ではない優しさというものは良いですね。

 

youtubeだとラランド、板橋ハウス、かまいたちジェラードンあたりが面白いです。金属バットも面白いのですが、気が付いたら昔の動画が消えていて悲しかったです。

 

 

 

という感じで暇にはなりましたが忙しいですね。金が無さ過ぎてゴミみたいなパスタを作ったりして生活していますが、皆さんも夏バテには気を付けてください。

 

 

5月号

 

5月も長かったですねェ……

 

 

黄金の週の記憶

 

全くありません。今年のGWは、親が「親の」実家に姉夫婦ともども帰省していたため、特に帰ってもうま味がありませんでした。switchでゲームしたり、PCゲームをしたり、iPadでゲームしたりして遊んでいました。長い休日でした。就活もGW中は全く動かないので、結構暇でした。

 

 

GWの終わり際に壮絶に生活習慣を破壊し、終わりの生活をしていました。何かの拍子に部屋の掃除をしたところ、反動で爆睡してしまい、それ以来正常な生活習慣で生活できています。何を言っているか分からないと思いますが、本当に健康です。

 

生活といえば、自炊のバリエーションが尽きてきてめんどうになり、キムチと納豆ばかり食っています。腸の中の菌が侵食されていく気がします。誰かアイデア募集中、といいつつ鍋再開も考えようとは思っています。

 

 

 

end of 就活

馬鹿で授業が残っているのでヒーヒー言いながらレポートをやりつつ、粛々と就活を進めていました。説明会を含めると5社くらい受けたのですが、あまりにも反省を生かしすぎて、スカウトが来た会社や、いいなと思った会社を隅々まで調べていったため、結局最終選考まで受けたのは1社だけでした。そこは面接の五分以内に毎回合格通知が来ていたので面白かったです。

 

つい先週、本社の方に出向いて最終面接を受けてきましたが、無事合格でした。面接もだいぶ慣れてきてその日に合格を伝えられました。普段脳を使って会話していない分、こういうところできちんと喋ることができてよかったですね(?)。当日はクソほど寒くてセブンのコーヒーなどを飲んであったまっていました。あとは1時間前に最寄り駅に着いていたのに、ちゃんと道に迷いました。

 

去年は半分冗談でカメラ系の会社に入れたらいいなと思っていたのですが、本当にそういうところに就職するとは思っていませんでした。そろそろ学生生活も飽きてきたので働いてお金を得たいところです。

 

 

 

24歳など

先日誕生日を迎えました。特に感じるところはありませんが、頑張ってやりたいことをやっていきたいです。普段お世話になっている先方をはじめ、各方面には感謝しています。

 

あとは就活と授業を言い訳に全く研究していないので、こちらもやらないといけないと思っています。予想外にもうちの研究室の自分のグループにたくさんの人が配属されたので、そこそこ大変です。院試が近いので研究計画書を添削したり、面接の問題がどんな感じなのかを教えたり、あとはちょっと動いてなさそうなB4の子に声をかけたりしていますが、果たして(自分が)うまくやれているのかという感じです。

 

とりあえず夏が山場なので、そこにむけて頑張ります。電気代が高いらしいので研究室に行こうとは思っています。